訪問看護 1 年目の離職率は約 20%(日本訪問看護財団 2025 推計)。辞めたい理由の多くは「オンコール疲労 / 人間関係 / 給与と責任のバランス」。本記事は辞めたい理由 TOP5 と、辞める前に試せる対策、それでも辞める場合の転職先候補を整理する。
辞めたい理由 TOP 5
1 位: オンコール疲労 (全体の 34%)
月 5 回以上のオンコールで睡眠負債が限界に。対策: オンコール回数の交渉 or オンコール専任チームのある事業所へ転職(別記事参照)。
2 位: 一人で判断する心理的負担 (22%)
訪問先で急変対応・看取り・家族対応を単独で判断。対策: 相談体制(LINE / 電話) のルール化、経験値を積むほど楽になるので半年は続けて判断。
3 位: 給与が責任と見合わない (15%)
月給ベース事業所で病棟と大差ないのに責任重い。対策: インセンティブ型事業所へ転職 or 管理者研修 → 所長候補路線。
4 位: 事業所内の人間関係 (14%)
少人数制ゆえ合わない人がいるとキツイ。対策: 距離保つのが難しい場合、転職が早い。
5 位: 家族との時間が取れない (10%)
オンコール待機でプライベート制約。対策: 日勤専従 / オンコールなし事業所 or 外来・検診への転職。
辞める前に試す 5 つの手
手 1: 所長に具体的数字で相談
「月 6 回オンコールで睡眠平均 5 時間」など具体的に相談。受け止めてくれる所長なら担当調整可能。
手 2: 担当利用者のバランス調整
ターミナル/人工呼吸器が偏ったら配分見直しを依頼。
手 3: 勤務形態の変更
常勤 → 非常勤(週 3-4 日) で体力回復、収入は減るが続けられる。
手 4: 研修・資格取得で環境変化
認定看護師・特定行為研修で担当領域を絞る → 専門性で評価され環境改善。
手 5: 他事業所へ見学 → 相対化
現職が特別に悪いのか、訪問看護自体が合わないのかを見極める。他事業所 2-3 件見学で判断。
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それでも辞める場合の転職先候補
候補 1: オンコールなしの訪問看護(大規模ステーション)
スキルを活かしながらオンコール負担ゼロ。年収は 20-40 万下がる。
候補 2: 外来看護師 / クリニック
夜勤・オンコールなし、日勤固定。給与は病棟より下がるが体力回復優先ならあり。
候補 3: 健診・人間ドック
土日休み、残業少、採血スキル活かせる。年収 380-450 万。
候補 4: 施設看護師(特養 / 老健)
夜勤ありだが人数少ないのでペース安定。訪問経験が看取り/胃ろう管理で活きる。
候補 5: 治験コーディネーター (CRC)
完全日勤・土日休み・年収 480-580 万。看護師資格必須、医療知識が活きる。
候補 6: 産業看護師
企業の健康管理室。給与 500-650 万、完全日勤。新卒 3 年経験 + メンタル対応力あれば狙える。
退職時の注意点
- 担当利用者の引継ぎに 1 ヶ月は確保(利用者・家族の信頼関係の分だけ)
- 退職届は 1.5 ヶ月前、所長と面談で意思表明を先に
- 退職理由は「キャリアステップのため」等ポジティブに留める(業界狭い、次の事業所で噂が耳に入る)
- 有給消化を事前に計画
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まとめ
訪問看護を辞めたい時は、まず「理由の特定」と「辞める前の 5 つの対策」を試す。それでも続かない場合、訪問看護スキルは外来/CRC/産業看護など幅広く活かせる。焦らず次の選択肢を比較してから動く。
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