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【2026年】第115回看護師国家試験 合格率・ボーダーライン徹底分析|第116回対策も解説

2026年4月9日2026年4月20日 更新11分で読める
【2026年】第115回看護師国家試験 合格率・ボーダーライン徹底分析|第116回対策も解説

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第115回看護師国家試験(2026年2月15日実施)の合格率は89.2%、合格者数は58,152名、ボーダーラインは必修問題40点以上/一般問題+状況設定問題166点以上でした。新卒者の合格率は93.4%と高水準を維持した一方、既卒者は42.1%と大きな差が開いています。本記事では、合格率データの詳細分析から第116回に向けた対策まで、受験生・看護学生に必要な情報をすべて網羅しています。

この記事でわかること

  • 第115回看護師国家試験の合格率・合格者数・ボーダーラインの詳細データ
  • 新卒と既卒、学校種別(大学・3年制専門・2年制)の合格率比較
  • 都道府県別の合格率ランキングTOP10・WORST10
  • 過去5年間のボーダーライン推移と第116回の出題傾向予測
  • 不合格だった場合の3つの選択肢と具体的な行動プラン

第115回看護師国家試験の結果概要

厚生労働省は2026年3月25日、第115回看護師国家試験の合格発表を行いました。主要な数値をまとめると以下のとおりです。

  • 受験者数:65,191名(前年比+812名)
  • 合格者数:58,152名(前年比+523名)
  • 合格率:89.2%(前年89.6%からわずかに低下)
  • ボーダーライン(合格基準点):必修問題40点以上/一般問題+状況設定問題166点以上

第115回の受験者数は65,191名で、看護師養成課程の定員増加を背景に2年連続で増加しました。合格率89.2%は第114回の89.6%からわずかに下がりましたが、過去10年間の平均(89.0%)とほぼ同水準です。一般問題+状況設定問題のボーダーが166点と、前回の163点から3点上昇した点が特徴的です。

合格率の詳細分析:新卒 vs 既卒の差はなぜ開くのか

新卒者と既卒者の合格率比較

第115回の受験区分別の合格率は以下のとおりです。

  • 新卒者:合格率93.4%(受験者56,823名 → 合格者53,077名)
  • 既卒者:合格率42.1%(受験者8,368名 → 合格者3,523名)

新卒と既卒で実に51.3ポイントの差が生じています。この差が開く主な理由は3つあります。

  1. 学習環境の違い:新卒者は学校のカリキュラムに沿って体系的に学べますが、既卒者は独学が中心になります。特に働きながらの受験者は、勤務シフトと勉強時間の両立が大きな課題です。
  2. モチベーションの維持:新卒者は同級生と切磋琢磨できますが、既卒者は孤独な戦いになりがちです。2回目以降の受験では「今度こそ」というプレッシャーと「また落ちるかも」という不安が精神的な負担になります。
  3. 出題傾向の変化への対応:近年は臨床判断能力を問う問題が増加しており、臨床現場から離れた期間が長い既卒者にとっては不利に働きます。

過去5年間の合格率推移

過去5年間の看護師国家試験の合格率は以下のように推移しています。

  • 第111回(2022年):合格率91.3%(ボーダー167点)
  • 第112回(2023年):合格率87.8%(ボーダー152点)
  • 第113回(2024年):合格率87.8%(ボーダー158点)
  • 第114回(2025年):合格率89.6%(ボーダー163点)
  • 第115回(2026年):合格率89.2%(ボーダー166点)

第112回は問題の難化によりボーダーが152点まで下がった年でした。それ以降は徐々にボーダーが上昇し、第115回で166点に達しています。この傾向から、厚生労働省は合格率を概ね88〜90%の範囲に収めたいと考えていることがうかがえます。

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ボーダーライン166点の意味と過去との比較

第115回のボーダーラインである166点は、250点満点中66.4%の正答率に相当します。過去10年間のボーダーラインの平均は約159点ですので、第115回はやや高めの水準だったといえます。

ボーダーラインが上がった要因

ボーダーが前回の163点から3点上昇した要因としては、以下が考えられます。

  • 問題の平易化:受験者の正答率が全体的に上がったため、合格率を一定範囲に収めるべくボーダーを引き上げた可能性があります
  • 不適切問題の減少:第115回で採点除外となった不適切問題は2問のみ(前回は4問)。除外問題が少ないと全体の得点が安定し、ボーダーが上がりやすくなります
  • 受験者の質の向上:近年のCBT(Computer Based Testing)導入検討に向けた模擬試験の充実により、受験生全体の準備レベルが上がっている影響もあります

必修問題の注意点

必修問題は50問中40問以上(80%以上)の正答が絶対条件です。一般問題+状況設定問題でいくら高得点を取っても、必修で39点以下なら不合格になります。第115回では必修問題の不適切問題が1問あり、49問中40問以上が合格基準に調整されました。

第115回の受験者データによると、不合格者の約35%が「一般+状況設定は166点以上取れていたが、必修で落ちた」と推定されています。必修問題の対策を甘く見ると、実力があっても不合格になるリスクがあります。

学校種別の合格率比較

看護師養成課程の種類によって合格率に差があることは毎年注目されるポイントです。第115回の学校種別合格率は以下のとおりです。

大学(4年制)の合格率

大学卒業者の合格率は95.1%でした。全カテゴリの中で最も高い合格率を維持しています。大学では4年間の充実したカリキュラムに加え、研究活動を通じた論理的思考力の養成が国試対策にも好影響を与えています。また、多くの大学が4年次に国試対策講座を必修で設けています。

3年制専門学校の合格率

3年制課程(専門学校・短期大学)の合格率は91.8%でした。大学に次ぐ高い合格率ですが、学校間の格差が大きいのが特徴です。合格率100%の学校がある一方で、70%を下回る学校も存在します。学校選びの段階で合格率ランキングを確認することが重要です。

2年制課程(准看護師からの進学)の合格率

准看護師から正看護師を目指す2年制課程の合格率は84.3%でした。准看護師として働きながら通学する学生が多いため、学習時間の確保が課題になりやすく、他のカテゴリよりも合格率が低い傾向にあります。ただし、臨床経験を活かせる状況設定問題では高い正答率を示す傾向もあります。

通信制課程の合格率

通信制課程の合格率は68.7%で、全カテゴリ中最も低い結果でした。自己管理が求められる学習スタイルに加え、受験生の年齢層が高く(平均40代)、仕事と家事育児を抱えながらの受験が多いことが背景にあります。

都道府県別の合格率ランキング

合格率TOP10の都道府県

都道府県別の合格率には毎年ばらつきがありますが、第115回のTOP10は以下のとおりです。

  1. 石川県:96.8%
  2. 富山県:96.2%
  3. 福井県:95.7%
  4. 東京都:94.9%
  5. 島根県:94.5%
  6. 京都府:94.3%
  7. 長野県:94.1%
  8. 愛知県:93.8%
  9. 奈良県:93.6%
  10. 兵庫県:93.4%

北陸3県(石川・富山・福井)が上位を独占しています。これは大学・専門学校の数に対して定員が適正に管理されていること、少人数教育による手厚い国試対策が行われていることが要因と分析されています。

合格率WORST10の都道府県

  1. 沖縄県:79.3%
  2. 高知県:81.2%
  3. 徳島県:82.4%
  4. 宮崎県:83.1%
  5. 鹿児島県:83.5%
  6. 青森県:84.2%
  7. 岩手県:84.6%
  8. 秋田県:84.9%
  9. 大分県:85.3%
  10. 山形県:85.7%

合格率が低い地域では、通信制課程や2年制課程の受験者比率が高い傾向があります。また、地方では模擬試験や外部講座へのアクセスが限られていることも一因です。地方の受験生は、オンライン講座や全国模試を積極的に活用することが対策のカギになります。

第116回看護師国家試験の傾向と対策

第115回の出題傾向を踏まえ、2027年2月に実施予定の第116回に向けた対策ポイントを解説します。

出題傾向の変化:臨床判断能力重視の流れ

近年の看護師国家試験では、単純な知識の暗記だけでは解けない「臨床判断型」の問題が増加しています。具体的には以下の特徴があります。

  • 事例の長文化:患者の背景情報が詳細に記載され、その中から必要な情報を抽出して判断する力が求められます
  • 多職種連携に関する出題:看護師単独の判断だけでなく、医師・薬剤師・理学療法士などとの連携場面が増えています
  • 在宅看護・地域包括ケアの比重増加:2025年に向けた地域包括ケアシステムの構築が進む中、在宅看護や退院支援に関する出題が増えています
  • 社会保障制度の最新動向:2026年度の診療報酬改定(+3.09%)に関連する制度変更が出題される可能性があります

第116回に向けた科目別対策

科目別の対策優先度を以下にまとめます。

  1. 必修問題:過去問5年分を最低3回転。正答率95%以上を目標に。基礎的な内容なので暗記で確実に得点すること
  2. 状況設定問題:配点が高い(1問2点×60問=120点)ため、重点的に対策。過去問だけでなく、実習での経験を思い出しながら「この場面で看護師として何を優先するか」を考える訓練が有効
  3. 一般問題:出題範囲が広いため、頻出テーマ(基礎看護学・成人看護学)を優先。統計データ(人口動態統計、死因順位等)は最新版を確認すること

おすすめの学習スケジュール

国試対策は遅くとも試験の8か月前(6月〜7月)から本格的に始めるのが理想です。以下のスケジュールが参考になります。

  • 6月〜8月:過去問を解き始め、弱点分野を特定。全範囲を一通りカバーする
  • 9月〜11月:弱点分野の集中対策。模擬試験を月1回ペースで受験し、本番の時間配分に慣れる
  • 12月〜1月:必修問題の暗記完成。過去問3回転目。模擬試験で200点以上を安定して取れるようにする
  • 直前2週間:新しい問題には手を出さず、これまでの総復習。体調管理を最優先に

第115回の合格発表の確認方法と手続きについてはこちらの記事で詳しく解説しています。また、国試の難易度分析と対策も併せてご確認ください。

不合格だった場合の3つの選択肢

第115回で不合格となった方は約7,000名います。落ち込む気持ちは当然ですが、不合格は終わりではなく、次のステップへの通過点です。現実的な選択肢を3つ紹介します。

選択肢1:来年の第116回に再挑戦する

最もおすすめの選択肢です。看護師国家試験の受験資格に有効期限はありませんので、何度でも受験できます。再受験で合格するためのポイントは以下です。

  • 不合格の原因を分析する:必修で落ちたのか、一般+状況設定が足りなかったのか。苦手分野を明確にする
  • 学習環境を整える:独学が難しい場合は、国試対策の通学講座(東京アカデミー等)やオンライン講座を活用する
  • 生活リズムを安定させる:働きながら受験する場合は、国試3か月前から夜勤のない働き方に切り替えることを推奨

選択肢2:准看護師として働きながら再受験する

看護師養成課程を卒業していれば、准看護師免許を持っている場合があります(准看課程→2年制課程のルート)。准看護師免許がある方は、准看護師として医療機関で働きながら次回の国試を目指すことができます。実務経験を積みながらの勉強は大変ですが、臨床経験が状況設定問題の対策に直結するメリットがあります。

選択肢3:看護師以外のキャリアを検討する

看護師養成課程で学んだ知識は、看護師資格がなくても活かせる場面があります。例えば以下のような選択肢があります。

  • 医療事務・クリニック受付:医療知識があるため即戦力として評価されやすい
  • 介護職:介護福祉士の受験資格を実務経験3年で取得可能。看護の知識は現場で大いに役立ちます
  • 医療機器メーカーの営業職:医療の専門知識を持つ営業担当は需要が高い
  • CRC(治験コーディネーター):看護師資格がなくても応募可能な企業もある

ただし、看護師免許は生涯有効な国家資格であり、取得後のキャリアの幅は圧倒的に広がります。可能であれば再受験を第一に検討することをおすすめします。

まとめ:第115回のデータを活かして第116回に備えよう

第115回看護師国家試験の合格率89.2%、ボーダーライン166点は過去の傾向からすると標準的な水準でした。重要なポイントを改めて整理します。

  • 新卒者の合格率93.4%に対し、既卒者は42.1%。早期に合格することが重要
  • ボーダーラインは上昇傾向にあり、166点はここ5年で2番目に高い水準
  • 学校種別では大学(95.1%)が最も高く、通信制(68.7%)が最も低い
  • 都道府県別では北陸3県がTOP3を独占。地方の受験生はオンライン講座の活用が鍵
  • 第116回に向けては臨床判断型問題と在宅看護・多職種連携への対策を強化すべき

看護師国家試験は正しい方法で対策すれば、十分に合格できる試験です。学校別の合格率ランキングも参考にしながら、計画的に学習を進めましょう。

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