退職届は「退職を会社に通告する最終書類」です。書き方を誤ると退職日がずれたり、有休が消化できなかったり、円満退職にヒビが入ります。本記事でテンプレと勘所を押さえましょう。
退職願と退職届の違い
- 退職願:退職を「お願いする」書類。受理前なら撤回可能。上司への相談後に最初に出す
- 退職届:退職を「通告する」書類。受理されれば撤回不可。退職日確定後に出す
- 辞表:役員・公務員が使う。一般看護師は基本使わない
退職届テンプレート(縦書き)
退職届
私事、
このたび一身上の都合により、
令和○年○月○日をもって
退職いたします。
令和○年○月○日
看護部 ○○病棟
氏名 ○○ ○○ 印
○○病院
院長 ○○ ○○ 殿
書き方の 7 つのポイント
- 一身上の都合とだけ書く。具体的な理由は書かない
- 退職日は確定済みの日付を記入(上司と合意済み)
- 提出日は上に、退職日は本文に書く
- 宛名は院長 or 施設長。直属の師長ではない
- 自分の名前は宛名より下に書く(上下関係)
- 手書き or PC どちらも可。ただし署名は直筆が原則
- 誤字は修正液 NG、必ず書き直し
封筒マナー
- 白無地の二重封筒(中身が透けない)
- 表に「退職届」、裏に所属と氏名
- 三つ折りにして入れる(書き出しが封筒の表側上部に来るよう)
- のり付け、「〆」マーク
提出タイミング
- 退職願は退職希望日の 1-3 ヶ月前(就業規則確認)
- 退職届は退職日と引き継ぎが合意された後、2 週間前までに
- 師長との面談→退職願→受理→退職届 の順序が鉄則
- メール・LINE での提出は無効とされるケース多い。必ず紙で
退職理由の書き方
「一身上の都合」が原則。具体的理由を書くのは 会社都合退職 を主張する場合のみです。
- 自己都合:「一身上の都合により」の 1 行で OK
- 会社都合:「貴院からの退職勧奨により」など。失業保険の給付制限に差が出る
- 転職先や不満は絶対書かない。トラブルの種
NG ワードと表現
- 「辞めさせていただきます」:敬語が過剰、場合により失礼
- 「辞めます」:砕けすぎ、退職届ではNG
- 具体的な病院名への批判、人間関係への言及
- 転職先名、給与への不満
受理されなかった時の対処
- 民法 627 条:退職の意思表示から 2 週間後に労働契約は終了(無期雇用)
- 退職届は内容証明郵便で送付すれば確実に届いた証拠が残る
- 受理拒否された場合でも、2 週間経過で辞められる(出社不要)
- 悪質な引き止めは労基署相談 or 退職代行活用
退職届を出した後の流れ
- 退職届提出 → 受理 → 退職日確定
- 業務の引き継ぎ資料作成(担当患者・委員会・夜勤回し)
- 有休消化スケジュール確定
- 制服・ロッカー鍵・ID カード返却
- 離職票・源泉徴収票・健康保険資格喪失証明の受け取り
- 最終出勤日の挨拶
まとめ
退職届は「円満退職の最終ゲート」。テンプレに沿って一身上の都合で簡潔に、封筒マナーを守って提出すれば、トラブルなく次のキャリアへ進めます。不安な時は退職代行や労基署という手段も残されています。


※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています